- 情報理解力
- 会話や文章等の多様な情報から、必要な情報とその要点を迅速かつ的確に把握するとともに、正確に記憶して有効に活用できる能力。
- 問題分析力
- 所与の状況の中から問題を発見し、その背景・関連性を把握するとともに、その原因・本質を論理的に究明し、妥当な解決策を立案できる能力。
- 判断力
- 多様な選択肢について、その期待成果と制約条件、重要度、実現可能性等、適切な基準に照らして論理的かつ現実的な判断が下せる能力。
- 計画力
- 課題達成に当たって、予めその目標や優先順位を設定し、時間制限等を考慮した上で、効果的な手順や活動方法を計画できる能力。
- 統制力
- 自己およびチームの業務の進捗状況や成果を一定の基準に照らしてチェックし、必要な修正を施してコントロールできる能力。
- 口頭表現力
- 会話や発表を通して、自分の意図、主張を効果的に表現できる能力。聞き取りやすさの他に、内容的なまとまり、ジェスチャー等の表現手段も含む。
- 状況対応力(柔軟性)
- 一定の考えや方法にのみ固執することなく、各メンバーの特性や状況の変化に応じて、より効果的な手段や方策を採用し、弾力的に対応していける能力。
- 対人感受性
- 他者の意向、心情および周囲の人的状況を敏感に察知し、良好な人間関係の構築・維持につながる配慮ある言動を示す姿勢。
- 統率力
- チームに対し、自ら方針を示し、メンバー相互の対立処理も効果的に行って、チーム全体の課題達成に中心的な役割を果たせる能力。
- プラス志向性
- 物事を肯定的に受け止め、困難な場面でも明るさを失わず、前向きに言動する姿勢。失敗しても他責的にならず、率直に自省して次に活かせる性向。
- バイタリティ(達成意欲)
- 所与の目標に対し、最大限の成果達成をめざして、精力的かつ粘り強く取り組む姿勢。エネルギッシュな活動性と意欲を長時間持続できる能力。
- 果断性(決断力)
- 不確実な状況下にあっても、最小限のリスクを踏まえつつ、タイミングを失することなく、きっぱりと意思決定し、明快に言動できる能力。
- 精神安定性
- 他者から受ける圧迫や時間的制約のような緊張を強いられる状況下にあっても、過度に感情的になったり、動揺することなく、精神的な安定を維持できる性向。
評価基準は、次のように、5点法を原則とするものの、「3」の基準には+と-を設けて、実質的には7段階評価を適用します。
- 5
- 非常に優れた(強い)レベルにある。
- 4
- 水準よりも優れた(強い)レベルにある。
- 3+
- 水準を十分に満たすレベルにある。
- 3
- ちょうど水準的なレベルにある。
- 3-
- 水準に若干満たないレベルにある。
- 2
- やや劣る(弱い)レベルにある。
- 1
- 非常に劣る(弱い)レベルにある。
なお、点数化する都合上、「3+」は3.5、「3-」は2.5として取り扱います。基本的には、「3」の評点を取れば、他の一流企業の新入社員としても水準に達していることを意味します。従って、13ディメンションの合計得点で39点を一応の合格ラインと評価します。
しかしながら、新入社員の場合の特殊性を考慮し、最終的には、必ずしも上述の合計得点のみに依存しない合否判定を行います。すなわち、今後の伸びしろ、入社後の協労を通した学習による成長性を勘案して、◎、○、△、×の最終判定をすることをご提案します。この際、「シュガー社員の度合い」については、特に、「プラス志向性」、「対人感受性」、「バイタリティ(達成意欲)」、「精神安定性」の4ディメンションが妥当な水準に達しているか否かで考慮します。
(◎と○は合格を意味しますが、中でも◎は是非採用したい人材です。△と×は不合格を意味しますが、△は、もし採用枠に余裕があれば、補欠としてよい人材を意味します。)